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#​差別 
朝鮮大学校学術研究討論会2025 美術科企画

あなたの一言が、作品になる。

このプロジェクトは、来場者が壁や床に「差別」について考えた言葉・経験・イメージを書き込む参加型アートです。集まった言葉の痕跡が、私たちの社会に潜む境界や痛み、そして変わりたいという願いを浮かび上がらせます。在日朝鮮人の歴史には、複雑な差別の経験があります。しかし、差別は“誰かだけが被るもの”ではなく、状況によって誰もが加害にも被害にもなり得る社会的現象です。だからこそ、「自分はどんな姿勢で生きるべきか」を問い直す場が必要です。参加することの意味自分の経験や考えを「社会に向けた言葉」として可視化する被害/加害の単純な図式ではなく、自分の立場を多角的に見直す他者の言葉に触れ、痛みと理解の共有を試みる美術を通して“社会と向き合う姿勢”を自らの手で描くあなたの一言が、新しい対話の扉を開きます。どうか自由に、しかし互いへの尊重を忘れずに書き込んでください。共につくる “差別を越えるための作品”。ぜひご参加ください。

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世界は、無数の個が集まり、分散し、再び接続されることで構造を組み替え続けています。本展では、人を構成する最小単位を「細胞」として捉え、個体が集合体の要素でありながら、環境・歴史・社会関係によって常に循環し、再編される存在である点を提示します。

 

集合体は、国・宗教・文化・コミュニティなど多層的な形で存在しています。しかしいずれも固定したものではなく、イデオロギー、科学技術、社会的変化、他者との関係など多様な要因によって変容し続けます。

鑑賞者自身も集合体を構成する一つの細胞であり、他の個との相互作用を通して集合体の構造に影響を及ぼしています。個と集合体の関係は主観的な自己像だけでは捉えきれず、俯瞰的な視点から位置づける必要があります。

 

流動的な個の連続的相互作用が集合体を変容させ、その変化の過程に自分も含まれているという視点を共有する試みです。

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2025イラスト展
일러스트전
イラスト展)
— 向島から朝鮮大学校へ、共に描くまなざし

本展は、「すみだ向島EXPO2025」にて発表された企画展《隣人としてここにいる》の流れを受け継ぎ、朝鮮大学校美術科による継続的な表現活動として開催される**일러스트전(イラスト展)**です。墨田・向島という地域での出会いや経験を通して生まれた作品群を、朝鮮大学校という学びと創造の場に再びひらき、地域と教育、個と社会をつなぐアートのかたちを探ります。

向島エキスポでの《隣人としてここにいる》では、在日コリアンとしての歴史的背景や地域の記憶を軸に、「隣に生きる」という関係性の再考をテーマに掲げました。

今回の**일러스트전(イラスト展)**では、その経験を礎に、学生やアーティストたちが社会に向けて、より自由で開かれたビジュアル表現を展開します。

イラストという形式にとらわれず、絵画・デジタル・インスタレーションなど、多様な表現を通して「いま」を生きる視点を描き出し、日常の中に潜む記憶や感情、そして“他者とのつながり”を見つめ直します。

この展示は、アートを通じて社会や時代と向き合う力を育む
CHODEMI(朝鮮大学校美術科)の教育実践の一環として行われます。
向島での実践を朝鮮大学校に還元し、
学生・地域・アーティストが対話を重ねながら
未来へとつながる表現の場をつくります。

出品作家

朝鮮大学校美術科

朴菜花 姜叡心

姜美礼 朴日向

金承賢 金禮瑛

宋瑞奈 金恵美

康裕淵 金宰瑛

姜沙羅 姜泰成
尹亨真

ゲスト参加

権美愛 金 侑龍

高宝藍 金龍主
ミョン│樺│ファ

崔誠圭 鄭由梨

金時星 李⺠花

李美奈 金洸秀

金侑紀 神薗怪異


埼玉朝鮮初中級学校美術部

李彩瑛 河翔琥

文翔永


東京朝鮮中高級学校美術部

鄭宣佑 朴タソム

コ・カヨン リョ・セシル
李鍾宇 チョン・ソンシン
ハン・サンス リ・セフィ

 

茨城朝鮮初中高級学校美術部

李希瑛

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2025イラスト展
「隣人としてここにいる」

 2025年10月4日〜11月3日(土日祝)
 10:00〜17:00 
 すみだエキスポ2025会場

本展は、朝鮮大学校美術科(CHODEMI)が主催した企画展として、2025年10月4日から11月3日まで、墨田区内の橘ビル(二毛作&)および三軒長屋「旧邸」にて開催されました。

「隣人としてここにいる」というタイトルには、分断と排除の時代において、他者と共に生きる想像力を問い直すという意図が込められています。展示では、在日コリアンの学生や若手作家たちが、それぞれの視点から「隣人」や「共にいること」の意味を描き出しました。

作品は、個々の経験や日常を起点としながらも、社会のなかで見えにくい境界線に触れるものでした。絵画、ドローイング、テキストなど、多様な形式を通して、他者との距離、記憶の共有、沈黙の中のまなざしといったテーマが静かに交差しています。

CHODEMIは、朝鮮大学校美術科の学生・教員・卒業生によるアーティスト・コレクティブです。教育と社会実践を横断しながら、アートを通じた対話と共生の場を模索しています。本展もまた、その継続的な試みの一環として位置づけられました。

出品作家

朝鮮大学校美術科

朴菜花 姜叡心

姜美礼 朴日向

金承賢 金禮瑛

宋瑞奈 金恵美

康裕淵 金宰瑛

姜沙羅 姜泰成
尹亨真

ゲスト参加

権美愛 金 侑龍

高宝藍 金龍主
ミョン│樺│ファ

崔誠圭 鄭由梨

金時星 李⺠花

李美奈 金洸秀

金侑紀 神薗怪異


埼玉朝鮮初中級学校美術部

李彩瑛 河翔琥

文翔永


東京朝鮮中高級学校美術部

鄭宣佑 朴タソム

コ・カヨン リョ・セシル
李鍾宇 チョン・ソンシン
ハン・サンス リ・セフィ

 

茨城朝鮮初中高級学校美術部

李希瑛

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朴日向 個展
​「今日も駅のトイレにはどこにも行けない子供がいる」

 2025年10月4日〜11月3日
 10:00〜20:00 
 GALLERY CHODEMI  

ただその瞬間を必死に生きる子供のために、これからも一緒に生き抜くために描きました。

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朴彩花個展 너를 알아서

 2025年10月4日〜11月3日
 10:00〜20:00 
 GALLERY CHODEMI  

本展示では、作家が約1年半にわたり描き続けてきた「学生チマチョゴリ制服」を主軸とした作品を発表しています。 チマチョゴリは民族の象徴であると同時に、差別の対象ともなり得る存在です。制作を続ける中で、その複雑さを自分の中でどう受け止め、表現していくかが大きな課題となってきました。 悩みながらも、在日朝鮮人女性としてしか抱き得ない葛藤や苦しみ、そして喜びすらも絵に込めたいという思いに辿り着きました。 今回は透明水彩を用い、絵の具と水のバランスを調整しながら、自然乾燥によって生まれるシミやにじみを積極的に取り入れて制作しています。 曖昧に滲むその姿は、鑑賞者の立場や背景、そして国籍によっても異なるイメージを喚起するでしょう。 作品を通して、それぞれの視点から作品たちを感じていただければ幸いです。

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2025年度 交流展

「線」を越える「こだま」

日時
 2025/6/11-6/17
   10:00-20:00

 

このたび、朝鮮大学校美術科と日本画家による交流展示「ECHO —『線』を超える『こだま』」を開催する運びとなりました。

本展は、長年日本画の世界で制作を続けてきたある画家の、「晩年を、自身のルーツと向き合いながら、在日コリアンの若者たちと対話し、つながりを築きたい」という静かな願いから生まれました。その呼びかけに応えるかたちで、朝鮮大学校美術科の学生たちが参加し、異なる表現・背景・視点が響きあう初の交流展示が実現しました。

展覧会タイトルの「ECHO(エコー)」には、一方的な発信ではなく、響き返すもの=応答・共鳴という意味を込めています。日本画家と学生、過去と現在、日本とコリア、伝統と現代、そして個々の感性と鑑賞者のまなざし——
その間に引かれているさまざまな「線」を、そっと越えたり、にじませたりしながら、作品たちはそれぞれの「こだま」を返しています。

本展には、技法もテーマも異なる多様な作品が並びます。そこに共通するのは、“伝える”よりも“感じあう”という姿勢です。
作品の余白に、色のにじみに、まなざしの揺れに、あなた自身の「こだま」を探していただけたら幸いです。

美術に詳しくなくても、日頃アートに触れる機会が少なくても大丈夫です。
ここは、絵を「見る」場所というより、表現に「耳をすます」ような展示です。
ぜひお気軽にお立ち寄りください。
「ECHO」という名の空間で、あなたの感性がふと震える瞬間を見つけてもらえたら、これ以上の喜びはありません。

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2025年度 美術科 研究院

日時
 2025/5/20-5/30(24〜25閉場)
   10:00-20:00

会場
  gallery chodemi 朝鮮大学校美術棟1階

「見えない構造——あなたが見過ごしているもの」

現代社会に潜む「見えにくい構造」——ジェンダーや人種、国家による検閲、日常生活に内在する無意識のルールなど——に対して、各作家が異なる視点から問いを立て、可視化したものです。作品はすべてタブロー形式で構成されていますが、今回の展示では作品そのものよりも、それに添えられたアーティストステートメント(作品の問い、背景、制作意図)を主軸としています。それぞれの作品の背景には、「なぜこのテーマに取り組んだのか」「どんな問いを投げかけたいのか」「どのような手法で可視化したのか」が記されており、その記述こそが今回の展示の核となっています。展示空間は、「問いの連鎖」が生まれるように構成しています。作品とステートメントをたどることで、鑑賞者自身の中にも新たな視点や疑問が芽生えることを願っています。私たちは、アートを通して明確な答えを示すのではなく、問いを共有することを大切にしています。作品を通じて触れる問いは、きっとみなさま自身の中にある感覚や経験ともつながっているはずです。私たちは、鑑賞者とのこの対話こそが、作品を超えて社会と接続するきっかけになると考えています。ぜひ、ご来場いただき、みなさまの共感や発見を共有させていただけると幸いです。

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2025年度 美術科

日時
 2025/5/20-5/30(24〜25閉場)
   10:00-20:00

会場
  gallery chodemi 朝鮮大学校美術棟1階

朝鮮大学校美術科 伊豆実習成果展」
私たち美術科の学生は、5月13日から17日までの5日間、伊豆にて春季実習を行いました。
滞在中は、豊かな自然に囲まれた伊豆の風景と真摯に向き合い、それぞれが自らの表現を模索しながら制作に取り組みました。
本展では、実習期間中に制作した作品を展示しております。伊豆での体験を通して得た気づきや成果を、ぜひご覧いただければ幸いです。

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2025.2.24-2.28

朝鮮大学校 美術科 2年

강예심(姜叡心) 卒業制作展示会

現代社会は、白と黒、正義と悪、勝者と敗者という単純な二元論に回収されがちです。しかし、現実はそんなに単純ではありません。戦争や政治、歴史、アイデンティティ——それらの問題は複雑に絡み合い、容易に白黒をつけられるものではないのです。そうした単純な枠組みでは捉えきれない領域、それが「GRAY ZONE」です。

本展示は、大国間のイデオロギー対立や、今日まで続く植民地支配の影響によって分断が加速する現代社会において、あえてその中間にある「曖昧な領域」に焦点を当てます。二極化が進む世界の「間」にあるものを問いただし、見る人それぞれが異なる視点で読み解き、自らの解釈を見つける場となることを目指しています。

あなたの目には、この「グレーゾーン」はどのように映るのでしょうか?
曖昧さを見つめ、不確実な未来をともに想像する機会となることを願います。

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2025.2.18-2.22

朝鮮大学校 美術科 2年

박채화(朴菜花) 卒業制作展示会

 在日朝鮮人の女性にとって、チマチョゴリは単なる衣装ではなく、学校制服として身につけ、民族的アイデンティティや歴史を象徴する重要な存在です。しかし日本では、チマチョゴリを着ることで差別や偏見、攻撃、嫌がらせといった深刻な被害を受けてきた歴史があります。  

 この痛ましい現実を踏まえ、彼女たちのチマチョゴリへの想いを尊重し、その文化的、歴史的意義を正しく理解する必要があります。

 チマチョゴリは、彼女たちの青春時代、そして複雑な歴史的・社会的な背景と深く結びついた、かけがえのない存在なのです。

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2025.2.12-2.16

朝鮮大学校 美術科 2年

강미례(姜美礼) 卒業制作展示会

社会の在り方、個人への尊重、未解決の問題。本展示では、多忙な日常に中で見過ごしてしまうものを再認識する機会を提供します。作品を通じて忘れ去られた風景や無意識に避けてきた感情、社会生活での葛藤等ないがしろにされているものを形にしています。観る人々が自分自身の日常や内面に目を向け、新たな気づきを得ることを願っています。この個展が、訪れる方々にとって心の奥深くに眠る何かを呼び覚ますきっかけになれば幸いです。

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2024.12.13-12.17

朝鮮大学校 美術科

研究院予科1年박일향(朴日向) 企画展

一度立ち止まり、再度相手を想うきっかけ、時間を提供します。


皆さんにとってあたたかい冬になりますように⛄️💌

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2024.11.28-12.2

イラストレーションを通じて美術の新たな入口を提供し、鑑賞者に新たな視点と認識を広げることを目的としています。イラストレーションは、アートの世界において独自の役割を果たし、時には美術への橋渡しとして機能します。私たちは、この可能性を最大限に引き出し、表現者と鑑賞者が共鳴する場を創造します。

   本展覧会では、各アーティストが描く独自の世界観とその尖った表現が一堂に会します。これらの作品は、イラストレーションからアートへの入り口として機能し、描き手と鑑賞者の距離を再構成します。

参加作家紹介

朝鮮大学校美術科 

金恵美 康裕淵 金宰瑛 宋瑞奈 姜美礼 姜叡心 李知郷 朴菜花 金禮瑛 金承賢 朴日向 李美奈

埼玉朝鮮初中級学校 美術部 

丁誠心 李凜 李彩瑛 河翔琥 文翔永

一般出品者 

徐汀彗 権美愛 具潤亜 金侑龍 高宝藍 姜蓮花 河美香 琴善鈞 

ミョン│樺│ファ 金龍主 崔誠圭 鄭由梨 金時星 李⺠花  金洸秀 金侑紀 

鄭大悟 裴時瑛 神薗峻也 姜泰成

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2024.10.5-11.3

 本展覧会は、「花と森」をテーマに、イラストレーションが家屋という森に花を咲かせる空間づくりを目指します。アーティストたちの多様な視点から表現される作品を通じて、鑑賞者にアートの魅力と理解を深める機会を提供します。イラストレーションを美術の入口として再認識し、表現者と鑑賞者が心でシンクロし、新たなインスピレーションが生まれる場を創造します。

LOOK OVER 美術科朝鮮大学校 chodemi チョデミ

2024.7.1-7.7

この度は「LOOK OVER展」にお越しいただき、誠にありがとうございます。
今回のテーマ「LOOK OVER」には、次の2つの意味があります。

1. 現代社会における「視点」の重要性を探る
2. 社会や日常生活を再検討し、見過ごしがちなことに目を向ける

私たちは日常生活の中で多くの情報や出来事に触れていますが、自分の視点や考え方がどのように形成されているかを考える機会は多くありません。この展示では、アーティストの作品と観る方との対話が非常に重要です。私たちは自分の「視点」を通して世界を再解釈し、表現することで、社会に新たな問題を提起し、観る方々に新しい真理や美しさを感じていただきたいと考えています。普段見過ごしがちな「ものの見方」を再評価することで、新しい発見や気づきを得る機会になることでしょう。

-「LOOK OVER展」で、あなたの「視る」が変わる。-

どうぞ、皆さんの心を開いて作品をご覧いただき、共にこれまでの「視点」を振り返るきっかけにしていきましょう。

2024.4.24-4.29

現代社会において、我々は日々、様々な複雑な問題や課題に直面しています。
例えば、世界中で繰り広げられる戦争や大国同士の覇権争い、情報化社会における情報の過剰な拡散などがその一例です。これらの問題に直面する中で、私たちは自らの思考を見失いがちです。繋がりが薄れ、孤独を感じることも少なくありません。

そこで、本展示では「with」というテーマを掲げ、以下の三つの項目に焦点を当てました。

① 自分の心と向き合うこと
② 自ら歩み寄ること
③ 他者と心を通わせ対話すること

これらが私たちの「with」であり、展示の中で様々な形で表現されています。

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光景 美術科朝鮮大学校 chodemi チョデミ

2023.11.21-11.26

年は「関東大震災から100年」という歴史的な節目の年です。関東大震災は1923年に発生した大規模な地震であり、この地震の災害により多くの人が亡くなりました。

また地震の混乱の最中「朝鮮人が井戸に毒を入れた」というデマにより多数の朝鮮人、間違われた中国人、住人が虐殺されました。この事件の清算について
一部の歴史修正主義者は、関東大震災における朝鮮人虐殺を否定し、あるいはその重要性を軽視する主張を展開してきました。歴史修正主義は、歴史的事実を意図的に歪める、あるいは矮小化傾向を許し、虐殺の歴史的な教訓や影響を正しく評価することを阻害することに繋がります。

展示では、アーティストたちが「関東大震災から100年」をテーマとして経済発展の裏側に潜む問題を取り上げ、アート作品を通じて掘り下げる試みが行われます。社会的な格差、都市計画の課題、環境問題、都市再開発の影響など、 経済発展の向こうにある社会問題に焦点を当てます。

美術は社会の問題を扱う場としての機能を有しており、人々に行動のきっかけを与え、社会的な意識の喚起を促すことができます。

科学の発展がもたらす時代の節目を生き抜くためには、関東大震災の朝鮮人虐殺のような歴史的な悲劇や社会的な問題に向き合い、美術家としての責任を再獲得することが求められています。

2023.6.27-7.2

「Switch」という言葉は、考えや物語を変える、言い換えるといった意味や、場所や物を交換したり切り替えたりといった意味が含まれています。この美術展では、現在世界で起きている様々な変化を自分の表現に転換することをテーマとしています。

作家は作品を制作する上で、意識的なもの、そうでなくても、その時代の特徴が作品に反映されるのです。現代の世界では、人口動態の変化、技術革新、性や民俗の多様性、マイノリティの世代交代に伴う認識の複雑化など、さまざまな変化が同時多発的に起きていて、これらの変動は作品に影響を与えています。 表現者は、これらの変動の中で生きることによって独自の視点や経験をもとに、社会に対して独自のメッセージを発信する役割も果たしています。

本展示会では、「switch」というテーマを考え、アートと社会の関係を再考し、自身の表現と時代性を意識的に結ぶ取り組みが行われます。この試みによって、表現者は社会の変化や課題に対して独自の視点やアプローチを示すことが期待されます。作品は、時代の特徴を反映しつつも、表現者自身の認識を保ち、社会に新たな視点や刺激を生み出すことができるのです。

switch 美術科朝鮮大学校 chodemi チョデミ
「境界」美術科朝鮮大学校 chodemi チョデミ

2024.2.28-3.3

2023.5.23-5.28

着想交通 美術科朝鮮大学校 chodemi チョデミ
美術科朝鮮大学校 chodemi チョデミ
美術科朝鮮大学校 chodemi チョデミ
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