2024.11.28-12.2
イラストレーションを通じて美術の新たな入口を提供し、鑑賞者に新たな視点と認識を広げることを目的としています。イラストレーションは、アートの世界において独自の役割を果たし、時には美術への橋渡しとして機能します。私たちは、この可能性を最大限に引き出し、表現者と鑑賞者が共鳴する場を創造します。
本展覧会では、各アーティストが描く独自の世界観とその尖った表現が一堂に会します。これらの作品は、イラストレーションからアートへの入り口として機能し、描き手と鑑賞者の距離を再構成します。
参加作家紹介
朝鮮大学校美術科
金恵美 康裕淵 金宰瑛 宋瑞奈 姜美礼 姜叡心 李知郷 朴菜花 金禮瑛 金承賢 朴日向 李美奈
埼玉朝鮮初中級学校 美術部
丁誠心 李凜 李彩瑛 河翔琥 文翔永
一般出品者
徐汀彗 権美愛 具潤亜 金侑龍 高宝藍 姜蓮花 河美香 琴善鈞
ミョン│樺│ファ 金龍主 崔誠圭 鄭由梨 金時星 李⺠花 金洸秀 金侑紀
鄭大悟 裴時瑛 神薗峻也 姜泰成
2024.10.5-11.3
本展覧会は、「花と森」をテーマに、イラストレーションが家屋という森に花を咲かせる空間づくりを目指します。アーティストたちの多様な視点から表現される作品を通じて、鑑賞者にアートの魅力と理解を深める機会を提供します。イラストレーションを美術の入口として再認識し、表現者と鑑賞者が心でシンクロし、新たなインスピレーションが生まれる場を創造します。
2024.7.1-7.7
この度は「LOOK OVER展」にお越しいただき、誠にありがとうございます。
今回のテーマ「LOOK OVER」には、次の2つの意味があります。
1. 現代社会における「視点」の重要性を探る
2. 社会や日常生活を再検討し、見過ごしがちなことに目を向ける
私たちは日常生活の中で多くの情報や出来事に触れていますが、自分の視点や考え方がどのように形成されているかを考える機会は多くありません。この展示では、アーティストの作品と観る方との対話が非常に重要です。私たちは自分の「視点」を通して世界を再解釈し、表現することで、社会に新たな問題を提起し、観る方々に新しい真理や美しさを感じていただきたいと考えています。普段見過ごしがちな「ものの見方」を再評価することで、新しい発見や気づきを得る機会になることでしょう。
-「LOOK OVER展」で、あなたの「視る」が変わる。-
どうぞ、皆さんの心を開いて作品をご覧いただき、共にこれまでの「視点」を振り返るきっかけにしていきましょう。
2024.4.24-4.29
現代社会において、我々は日々、様々な複雑な問題や課題に直面しています。
例えば、世界中で繰り広げられる戦争や大国同士の覇権争い、情報化社会における情報の過剰な拡散などがその一例です。これらの問題に直面する中で、私たちは自らの思考を見失いがちです。繋がりが薄れ、孤独を感じることも少なくありません。
そこで、本展示では「with」というテーマを掲げ、以下の三つの項目に焦点を当てました。
① 自分の心と向き合うこと
② 自ら歩み寄ること
③ 他者と心を通わせ対話すること
これらが私たちの「with」であり、展示の中で様々な形で表現されています。
2023.11.21-11.26
年は「関東大震災から100年」という歴史的な節目の年です。関東大震災は1923年に発生した大規模な地震であり、この地震の災害により多くの人が亡くなりました。
また地震の混乱の最中「朝鮮人が井戸に毒を入れた」というデマにより多数の朝鮮人、間違われた中国人、住人が虐殺されました。この事件の清算について
一部の歴史修正主義者は、関東大震災における朝鮮人虐殺を否定し、あるいはその重要性を軽視する主張を展開してきました。歴史修正主義は、歴史的事実を意図的に歪める、あるいは矮小化傾向を許し、虐殺の歴史的な教訓や影響を正しく評価することを阻害することに繋がります。
展示では、アーティストたちが「関東大震災から100年」をテーマとして経済発展の裏側に潜む問題を取り上げ、アート作品を通じて掘り下げる試みが行われます。社会的な格差、都市計画の課題、環境問題、都市再開発の影響など、 経済発展の向こうにある社会問題に焦点を当てます。
美術は社会の問題を扱う場としての機能を有しており、人々に行動のきっかけを与え、社会的な意識の喚起を促すことができます。
科学の発展がもたらす時代の節目を生き抜くためには、関東大震災の朝鮮人虐殺のような歴史的な悲劇や社会的な問題に向き合い、美術家としての責任を再獲得することが求められています。
2023.6.27-7.2
「Switch」という言葉は、考えや物語を変える、言い換えるといった意味や、場所や物を交換したり切り替えたりといった意味が含まれています。この美術展では、現在世界で起きている様々な変化を自分の表現に転換することをテーマとしています。
作家は作品を制作する上で、意識的なもの、そうでなくても、その時代の特徴が作品に反映されるのです。現代の世界では、人口動態の変化、技術革新、性や民俗の多様性、マイノリティの世代交代に伴う認識の複雑化など、さまざまな変化が同時多発的に起きていて、これらの変動は作品に影響を与えています。 表現者は、これらの変動の中で生きることによって独自の視点や経験をもとに、社会に対して独自のメッセージを発信する役割も果たしています。
本展示会では、「switch」というテーマを考え、アートと社会の関係を再考し、自身の表現と時代性を意識的に結ぶ取り組みが行われます。この試みによって、表現者は社会の変化や課題に対して独自の視点やアプローチを示すことが期待されます。作品は、時代の特徴を反映しつつも、表現者自身の認識を保ち、社会に新たな視点や刺激を生み出すことができるのです。